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こんな旅もありました。~ある山ガールの記憶~③

翌朝、受付で今日・明日の宿泊のキャンセルを申し出るとキョトンとされました。

連泊の申込でなくキャンセル?泊まりたくても予約が取れない人もいるのに?・・・という感じだったのでしょうか?

昨日思い描いた礼文でのプランはいともたやすく崩れ去り、ただひたすらに利尻行きの船を待ちわびました。時間つぶしで観光バスに乗り、夕方ようやく利尻行きの船に乗った時には、これでまた利尻に帰れるという安堵感に包まれました。

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この船は沓形に着きます。1日で戻ってきたなんて恥ずかしい・・・きまり悪そうに船を降りると、おしどまりYHの旗を持ったヘルパーは拍子抜けするほど軽い感じで「ああ、お帰り。」うめやのはっちゃんや他の民宿の人達からも同じトーンで「お帰り。」と声をかけられたなぁ。

この日もどんより重たい空。山も夕焼けも星も見えないけれど、心は十分満たされて、おしどまりの空の下、深い眠りにつきました。

はたしたその先の女子大生達の旅や如何に?・・・いつかまた報告します。

一つ言えることは「旅なんていうものは行き先を決めてから行くもんじゃないんだよ。」という寅さんの言葉がしみじみ沁みる旅なのでした。

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こんな旅もありました。~ある山ガールの記憶~⓶

翌日もどんよりしたおしどまりの空の下、登山出発の夜まではたっぷり時間があるので、誘われるまま港に出向き、恥ずかしそうに見送りに参加しました。

その日の夜は、利尻に来た最大の目的、山登りに出発です。真っ暗な雨の中歩き続けると明け方近くにやっと山小屋に到着、まだ視界は0です。さらに登るとようやく雲の上に出て頂上付近では雲海の素晴らしい眺めに癒されました。

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利尻での旅の目的を果たし、翌日は礼文に渡ります。当時噂に高い「桃岩荘」は必見ということで、期待に胸を膨らませながら船に乗り込みます。鴛泊港を出る時は「ありがとう!さよなら~!」と元気に手を振るつもりだったのに、甲板に出た途端、思いもよらぬ感情が沸き上がってきました。

あれ?なんで?なんなんだ?この涙の訳は・・・

この日の山は5合目あたりに白く長い一筋の雲の帯をまとい、息をのむほどの美しさ。自分の気持ちが整理できないまま、ただぼんやりと利尻富士を眺め、船はやがて香深の港へ。

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出会いと別れは旅にはつきもの、礼文でまた新たな出会いがあるはず、旅はまだまだ続くのだ・・・

桃岩荘は昔のニシン番屋で随所にその名残が見受けられる、おんぼろだけどなかなか風情のある建物だ。何よりロケーションが素晴らしい。目の前の海に真っ赤な夕日が沈む。山はないけどここもまた素晴らしい・・・明日は8時間コースを歩こう、そしてあさってはメノウ海岸で遊んだり、港の見送りに行ったりしてみようか・・・などと思い描きながらミーティングに参加。

昨夜のオシドマリYHの何倍もの人がいて、連泊者やヘルパー達はこの時間を待ってましたとばかりにものすごい勢いでドスドス床をけって踊りながら、大声を張り上げ「ギンギンギラギラ」「遠い世界に」を歌います。

この時、この場面で私たちが感じたものは、ものすごい『アウェー感』

ミーティングが終わり、寝床に入ると誰からともなく出た言葉は「利尻に帰りたい」・・・

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こんな旅もありました。~ある山ガールの記憶~①

70年代後半、旅に絡めて6月に利尻山、7月に大雪山、8月に白馬岳~朝日岳縦走をくわだてた3人の女子大生がいました。

札幌から深川、留萌にぬけて、そこからは今や廃線となってしまった羽幌線に乗ってサロベツ原野を目指します。海岸線をゆっくり走る列車の窓から、遥か彼方に見えるのは海に浮かぶ利尻富士・・・おぉお!あの山に登るんだ!心が高鳴ります。

美しい利尻富士がだんだん大きく見えてきて、なんとも最高の鉄道旅。

幌延からは宗谷本線、豊富で下車。今日はゆっくり豊富温泉で体を休め、明日は稚内、そしてあさってはいよいよ利尻に渡る。

その日の宿泊先、豊富YHで利尻に行くという一人旅のお兄さんに出会い、稚内まで車に便乗させてもらうことにしました。

この稚内までのドライブも最高の天気に恵まれ、兜沼などにも立ち寄りながら、広大なサロベツ原野を堪能しました。

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翌夕方、ようやく鴛泊港に上陸。昨日まであれほど晴れていた天気が一変、どんよりした曇り空。おしどまりYHに着くと、「夕食まで時間があるから姫沼くらい行ってきたら?」と言われ、自転車に乗って誰もいない薄暗い姫沼へ・・・結構、薄気味悪かった・・(当時はこのあたりで幽霊伝説もあったとか・・)

夕食後はミーティング・・・「利尻じゃんけん」から「ポンモシリ」、二十歳前後のうら若き乙女たちにとっては衝撃的過ぎです。しかもその衝撃はどんどんエスカレートしていきます。「ああ利尻島」を初めて聞き、きわめつけの「かっこいい奴」・・・一体これは何なんだ!?それでも締めの「抱擁」では、どっぷり旅愁に浸されて涙・・・

まるでうつつの世界にいるような不思議な感覚に包まれた夜でした。



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もうすぐ行くよ!

梅雨の合間の散歩道、きれいなアジサイ、あやめ、

左のオレンジ色の花はエゾカンゾウ?・・・まさか!(笑)

ついついこんなポーズが出てしまいます。

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やっぱり、利尻の港でないと・・・

もうすぐ行くからね~!

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六月利尻~北に向かって~⓶

黒い岩礁に打ちが上る 白い波頭 風に乗って草原を駆け抜ける 海鳴り

激しく揺れる木を支える根の強さ 岩陰にひっそりと咲く 清らかな花

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新しい春の陽に 街並みが揺れている この街では 素直に生きていけそうだ

重い荷が僅かずつ軽くなってきた このまま ゆっくりと 歩いてみようか!


微笑みを絶やさぬ人は 多くの悲しみを知っている

優しい人は、そのことに気づいていない

時折 うなずきながら飲む 静かな夜の酒盛り

あなたのその優しさが 穏やかさと 無言の力を与えてくれた

厳しい自然は 限りなくおおらかで美しい

森の岩陰から滴る清水を 口に含んでみる

頭上の空を 見上げてみる 今日は 草の上で 寝てみよう

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目が覚めたらまた歩こう 僅かな光を求めて!

 

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六月利尻~北に向かって~①

ヒグマ騒動のさなかではありますが、リュウさんの詩を紹介します。

  六月利尻~北に向かって~

華やかな色に染まる虚しくさびしい都会(まち)絵空事に浮かれ落ち着きのない人々

作り笑いの日々 馴れ合うこともできない 信じていたはずの人も今はいない

泣きながら駆け込んだ駅のホーム ざわめきの中 時を刻みながら暗闇を走る汽車

溢れる涙で街明かりさえ見えない 逃げるわけではない 少しだけ歩いてみよう

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吐息で曇る窓ガラス、ハンカチで拭く 遠くの山脈(やま)の頂に残雪が輝いている

凍えるほどに澄んだ美しい朝の港 足早に船に向かう無口な人達 懐かしいふるさと

 待つ人のもとへと 静けさを破りドラが鳴る ゆっくりと第一宗谷丸が行く

吐く息が白いデッキから 遥か彼方波しぶきの中に 利尻富士

逃げるわけにはいかない 少しだけ歩いてみよう

                            つづく

2018年の春、リュウさんから届いた詩です。

70年代に作られたものなのか、今年になって当時を思い描きながら

作った詩なのかわかりませんが・・・

まさに〝それぞれの旅″、利尻にたどり着いたわけも、利尻で過ごした時間も

それぞれの胸の内でオンリーワンの物語。



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利尻にヒグマ?!

驚きのニュースです!

5月30日利尻島で、ヒグマの足跡が発見され、山からは2か所ヒグマの糞も

発見されたそうです。

島では、ヒグマがどこに出没するか予想できないので、十分な注意を呼びかけています。34035348_1524842020975631_9083397789957750784_n.jpg

明治45年以来の出来事だそうです。

利尻島にはトド撃ちはいてもクマ撃ちはいないということです。

利尻は今とてもいい季節なのに・・・可愛いシマリスや野鳥達もさぞかし驚いていることでしょう。

島の皆さんが事故や被害に遭われませんように!

早く事態が終結しますようお祈りします。

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ヒグマもこの海を渡って来たんだねぇ…



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今日の利尻

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本日5月29日の利尻・・・(シチハンから送られてきました。)

この季節の利尻もいいなあぁ。

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アザラシくん、7月に会おうぜ!

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こころ旅

先日、火野正平が自転車で鹿児島の離島を旅した番組を見ました。

港では、ちょうど学校の先生が、赴任先だった島を離れる場面に遭遇しました。


別れのテープを握った人達が思い思いに船上の先生に声をかけながら、手を振ります。

ボーっという汽笛と共に船がだんだん遠ざかっていきます。

こんなシーンを見ると、すぐに胸が熱くなってしまうのは・・・


そういえば何年か前、利尻の雄姿を大画面で見たくて”北のカナリヤたち”を

映画館に見に行きました。

クライマックスは廃校での同級生たちの再会のシーンでしたが、

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私達のクライマックスはその後に待っていました。

だれもがクールダウンしていくラストシーンで(ボ~[船]

不覚にも涙が止まらず、しばらく席を立つことができませんでした

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全員が退場した後、一生懸命、涙を隠して映画館を出たことを覚えています。

 


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